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さまざまな想いをのせて:リモート合奏『花は咲く』

  • 執筆者の写真: OTJJ
    OTJJ
  • 2021年2月21日
  • 読了時間: 2分


新しい年が明けて早2ヶ月が過ぎました。

日本はそろそろ春が近づき、段々と暖かくなってきている頃ですね。


・・春は出会いと別れの季節。

そして今年は東日本大震災から10年の節目の年です。


■リモート合奏 第5弾


5回目のリモート合奏は『花は咲く』をお届けします。

この曲は、2012年に被災地および被災者の物心両面の復興を応援するために制作された、岩井俊二作詞、菅井ようこ作曲のチャリティーソングです。


真っ白な 雪道に 春風香る

わたしは なつかしい あの街を 思い出す


叶えたい 夢もあった 変わりたい 自分もいた

今はただ なつかしい あの人を 思い出す


誰かの歌が聞こえる 誰かを励ましてる

誰かの笑顔が見える 悲しみの向こう側に


花は 花は 花は咲く いつか生まれる君に

花は 花は 花は咲く わたしは何を残しただろう


夜空の 向こうの 朝の気配に

わたしは なつかしい あの日々を 思い出す


傷ついて 傷つけて 報われず 泣いたりして

今はただ 愛おしい あの人を 思い出す


誰かの想いが見える 誰かと結ばれてる

誰かの未来が見える 悲しみの向こう側に


花は 花は 花は咲く いつか生まれる君に

花は 花は 花は咲く わたしは何を残しただろう


花は 花は 花は咲く いつか生まれる君に

花は 花は 花は咲く わたしは何を残しただろう


花は 花は 花は咲く いつか生まれる君に

花は 花は 花は咲く いつか恋する君のために



日本語の歌詞を読んでいると、祈りだけでなく「希望」があると思いませんか?

英語カバーver.も様々な訳がされていて、それぞれが美しく素晴らしいです。

しかし、やはり日本語歌詞の言葉の後ろにはさらに深い世界が広がっている気がします。


吹奏楽バージョンは歌詞がない分、またひと味違う味わいです。

インドネシアも日本と同じくらい自然災害の多い国。

2004年、2018年には地震や火山の噴火による津波被害で多くの犠牲者が出ました。実は今年に入ってからも、スラウェシ島沖が震源の地震で大きな被害がありました。

また最近のジャカルタは雨が多く、洪水があちらこちらで起きて、長時間の停電に見舞われている地域もあると聞いています。

そんな自然と共に生きる両国のメンバー各々にこの曲に想うことがあったのか、全員の音が優しく、少し寂しさや悲しさも感じる温かさが溢れています。

行き場のない怒りや悲しみに共有できる何かがあるのでしょう。



今回はメンバーが撮影した空と花の写真を動画に組み入れました。


青空は人を元気にする力があります。

同じく花の生命力の息吹にも。


心が疲れてしまった時、少しでも笑顔になれるように寄り添ってくれる。そんな合奏になりました。

是非、聴いてみてください。



 
 
 

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